腸チフスワクチン

 

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腸チフスワクチン

 腸チフスはチフス菌によって起こる病気で、汚染された水や食物を摂取することで起こります。
世界では年間2000万以上の腸チフスの発症があり、アジア、アフリカ、中南米が多いですが、特に南アジアで多くの発症が認められています。
 
潜伏期間は1週間から1ヶ月程度あり、海外旅行から帰国してからの発症が多く見られます。
発熱、頭痛、食欲不振、発疹などを認め、腸に孔があいてしまうと命に関わることもあります。
 
A型肝炎と流行地域は同じとなるため、流行地域へ行かれる方はA型肝炎ワクチンと一緒に接種を推奨しております。
ただ、現在国内で承認されたワクチンは無いため、輸入ワクチンでの接種となります。
 
また、A型肝炎ワクチンは1才以上での接種ですが、腸チフスワクチンは2才からの接種となります。
 
当院で輸入しているワクチンはTyphim Vi(Sanofi Pasteur)とTypbar TCV(Bharat Biotech社)となります。
 
接種方法は渡航する2週間以上前に1回接種となります。
流行地域へ継続して行かれるような場合は、2〜3年ごとの追加接種が推奨されています。
 
Typhim Viは2歳以上が接種可能、効果持続期間は2〜3年(2年毎の接種が推奨されています。WHOは3年毎の接種を推奨しています)
Typbar TCVは生後6ヶ月以上45歳以下が接種可能、妊娠中、授乳中は不可、効果持続期間は5年(5年毎の追加接種が推奨されています)
 
接種御は頭痛や施主部位の発赤が認められることがあります。
 
接種料金は8800円(税込み)となっております。
 
 *輸入ワクチンのため、国内承認ワクチンに適応される「予防接種健康被害救済制度」や、「医薬品副作用被害救済制度」は適応されません。 副反応による被害発生時は輸入代理店等による「輸入ワクチン副作用被害補償制度」が適応されます。
 
LinkIcon輸入ワクチン予診票PDF.pdf