A型肝炎ワクチン
症状:2~6週の潜伏期間ののち、発熱や倦怠感、食欲不振を認め、その後黄疸を認めるようになります。発症してしまうと特別な治療法は無く、入院して点滴を行うなどの対症療法が中心となります。
感染経路:糞便から人の手を介して水や生野菜(サラダ等)、魚等を経由して人の口に入る事で感染します。 性感染も認められます。 できるだけ水は未開封のミネラルウォーターを飲むようにし、加熱した物を食べるようにしてください。
感染リスク地域:以前は日本でも多く認められていたため、現在の50代以上の年齢の方は多くの方が抗体を保有しています。
しかし40代以下の方はほとんど抗体を持っていないため、以下の地域に渡航する場合にはワクチン接種が必要となります。
接種年齢:1歳以上で接種可能
接種スケジュール:1回0.5ml接種、4週間後に2回目を接種、更に初回接種後24週で3回目を接種します。
接種金額:1回7700円(税込み)
*海外旅行までに時間が無い場合は、1回接種後2週間で2回目を接種することは可能です。
*3回目を接種することで5年以上の抗体維持が認められます。
*海外で使用されているA型肝炎ワクチンは20年程度の抗体持続効果がありますが、国産のワクチンは抗体持続期間が短くなります。
今後海外に移住される方、2回目以降は国外で接種される場合は、輸入A型肝炎ワクチンを接種します。
他の病院で国産のA型肝炎ワクチンを2回接種してから渡航される方が最近増えておりますが、半年後の3回目は現地で国産のワクチンは接種ができません。
一時帰国して接種する形となりますが、その説明を受けられていない方が多くなっております。
半年後の時点で現地に渡航されている方はできるだけ現地で続きを接種できるように輸入ワクチンでの接種を推奨しております。
当院で現在採用しているワクチンは、AVAXIM80(1〜15歳)AVAXIM160(16歳以上)となります。
1回接種後6〜18ヶ月で2回目を接種します。 2回接種で20年の抗体持続効果があります。
接種金額:14300円(税込み)
A型肝炎・B型肝炎混合ワクチンのTwinrixについて
輸入ワクチン予診票PDF.pdf