当院ではこの数年、日本国内の一般的な接種回数ではなく、世界の一般的な接種方式を採用しております。　他院の接種方法とは異なるため御注意ください。
ワクチンは他の病院と同じ物ですが、接種方法は毎年秋に発表されるアメリカ疾病予防センター(CDC)の方式（世界の一般的な接種方式）を採用しております。　
CDCの方式では、以前からのワクチンの型や、流行している型、抗体保有状況を判断して毎年接種回数を決定しているため、毎年接種回数の決め方に変更があります。
日本で決められている接種方法は毎年同じ接種回数となっており、当院では日本で決められた接種回数は採用しておりません。
この点を了解したうえでの接種をお願いいたします。
 
★フルミスト（点鼻インフルエンザ生ワクチン）について
海外では以前から点鼻のインフルエンザ生ワクチン・フルミストが使われており、今年度から日本でも正式に発売開始となりました。
海外で発売当初（Aが２種類とBが１種類含まれた３価）は注射の不活化ワクチンと比べると効果が高く米国でも積極的に推奨されておりましたが、パンデミック株（以前の新型インフルエンザ）に対する効果が注射よりも弱いことがわかり、2017年度から2018年度はアメリカで推奨が取り消されました。　その後再度注射と同等の効果が認められるようになり再度アメリカでも使用されるようになっております。
ただ、今年度は海外ではインフルエンザワクチンを３価にすることを決定され、フルミストも３価となりました。　この変更によりワクチンの効果がどうなるのか、私の中で注射と同等の免疫ができるという確信がないため今年度の当院での採用は見送ることと致しました。
注射ではなく痛みもないため待ち望んでいた方も多いかと思いますが、何卒御了承ください。
来年度は今年度の結果をみて再度検討致します。
 
 

生後６ヶ月～９歳未満
・過去にインフルエンザワクチンを接種したことが無い、もしくは１回しか接種したことが無い　→今年は２回接種が必要
・過去に２回以上インフルエンザワクチンを接種したことがある（複数年でも可）　→今年は１回接種のみ
 
９歳以上
・過去の接種歴に関係なく、すべての方が１回接種のみ
 
・インフルエンザワクチン接種専用日程で接種を行うため、他ワクチンとの同時接種は行えません。